2016年12月02日

2016冬の自然勉強会2回目・・・きのことは?・・・講師はキノコ博士の中島潔さん


今年も冬の自然勉強会がはじまった。もう61回目となる勉強会は、「おもしろくてためになる!」今季初の勉強会は、「キノコってどんな生きもの?・ニセコのキノコなど」、講師は、きのこアドバイザー・森林インストラクター・そして自然情報室
エコルの中嶋潔さん。(ニセコ在住)

キノコは菌類で 栄養の取り方が3種ある。
樹木と栄養をやり取りする共生菌、生きものから栄養を奪う寄生、
枯れ木や枯葉を分解する腐生。
植物の9割以上は 地中の根が菌根菌という菌類と共生して
栄養をやり取りしている。

有機物は樹木の栄養にはならないので、菌根菌や腐生菌の酵素が
有機物を無機物に変えて、樹木の栄養にしてくれる。
冬虫夏草(虫などに寄生するキノコ類)が増えすぎた昆虫や
蜂類に寄生することにより、森の生物バランスをとる働きを持つ。
なんと自然界は絶妙な働きをするのだろう。

自然のなかのキノコの多様な姿を、愛情深い視点で撮った多数の
スライド写真がすばらしかった!
命というのはなんて多様で、美しいものだなあと感動した。すべて自然界で行われていることは意味があり、必要であり無駄がなく、そしてすべてがかけがえのない命の発現そのものなのだ。

昔は北海道にはカラマツがなかったという話も、興味深い。
明治30年ごろに長野県から森林資源として、カラマツが北海道に移植され
そのときにラクヨウ菌も、カラマツと共に北海道にやってきたらしい。
だからこのラクヨウキノコは、北海道と長野県以外ではあまり食べられない。
これも 初めて知ったこと!
今は北海道中にあるカラマツが秋には黄色色に輝く風景は
昔はなかったもの?すごく不思議な気がする。



さまざまな珍しいキノコのスライドには 目を見張った。
道産子の人気NO1キノコは ラクヨウ(ハナイグチ)
2位はボリボリ(ナラタケ)、これは生で食べると中毒をおこす。

キノコを食べる時の注意は・・・安全を確認、しっかり火を
通すことも大事。イタリアの有名なポルチーニ茸は、ヤマドリタケ。
これは下ゆで不要のおいしいキノコとか、一度食べてみたいものだ。

早春に、庭でもみられるアミガサ茸は、フランスで人気の高級キノコモリーユ茸。
フランスの乾燥モリーユは1袋1万円とか!来春は妹宅の庭に生えるモリーユを乾燥して生クリーム系(これが合うそうだ)のパスタで、絶対食べてみよう。

とても楽しくて興味深い講演だった。
知らないことを知るのが私は大好き。
昔学校で学んだころよりも、断然今の方が学ぶことへの興味も意欲も強い。
講師の中嶋さんのように、自然を愛し、自然の不思議を感動しながら味わう人は すばらしいと感動した。いつか中嶋さんのガイドで、キノコ探検に行きたいなあ。
キノコの模型1127_1

posted by 管理人 at 23:35| 平鹿
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